カシオのレーザー&LEDハイブリッドプロジェクター – 電源のオン・オフが手軽にできて視覚障害者にも扱いやすい

視覚障害者とプレゼンテーション

視覚障害者(全盲)がプレゼンテーションを行う場合、スライドの作成・準備の段階でも、発表する段階でもいろいろと難しいことがあります。何しろ、一般的なプレゼンテーションの中心的な目的は、目で見てわかりやすく説明することですから、どのような見た目になっているか目の見える人の助けがどうしても必要です。

視覚障害者(全盲)がどのようにプレゼンテーション用のスライドを作成するかについては、「AccSellメルマガ」(有料のメールマガジン)の第83号から第87号の『中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」: 視覚障害者とプレゼンテーション』で、いろいろ解説されています。

PowerPointやKeynoteを使用するのは視覚障害者にはなかなか難しいところがあります。markdown・pandoc・slidyなどテキストファイルとhtmlを使ってスライドを作成するのが視覚障害者には比較的簡単だと思います。AccSellメルマガの記事によると「Googleスライド」もスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)で使用できるようです。

プレゼンテーションとは違うかもしれませんが、最近では視覚障害者にもiPhoneやらくらくスマートフォンやアンドロイドのスマートフォンやiPadなどのタブレット端末などを使用することができるようになったため、目の見える人に地図や写真や動画を見せながら説明してもらったり、逆にこちらから説明したりということを日常的に行う機会が増えているように思います。

LEDランプのプロジェクター

では、プロジェクターの話です。

視覚障害者個人でプロジェクターを用意しなければならない場面はあまりないかもしれませんが、従来型の水銀ランプのプロジェクターは、すぐに電源オフができないなど全盲の私にはとても扱いにくいものです。

どのようにスクリーンに映っているか見た目を確認できないのは同じことですが、LEDランプのプロジェクターはすぐに電源オフができて、メンテナンスもあまり気にしなくてもよいため、全盲の私には扱いやすいです。

私はカシオのレーザー&LEDハイブリッドのプロジェクター(生産完了した機種)を使っています。もちろん独力で使用することはできませんが、リモコンの電源ボタンを2回押した後すぐにコンセントからコードを抜くことができて便利です。

またパソコンとHDMIで接続した場合、画面読み上げソフトの音声がプロジェクターの内臓スピーカーから出てくるので、接続ができていることを確認できます。

内臓スピーカーは出力が弱く、温室もよくないので、音を聞かせたい場合は別でスピーカーを用意しなければならないところは不便です。

価格が水銀ランプのものの倍以上するところが難点です。

参考

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