「テルミ」 – 目の不自由な子どもたちの、手で見る触察絵本

「テルミ」は全盲の子供が点字や平面の絵や図形を学習できる雑誌です。

 

日本児童教育振興財団が年6回発行しています。

 

子供向けの内容ですが、大人の全盲の私でも楽しめるものや、「こんな形だったんだ」と思うようないろいろなものが取り上げられています。

 

目の見えない子供は手で直接触れることができるものに触れて、いろいろなものの形や性質を知ることができます。

直接触れることができないものは、指で触れてわかるように浮き出た平面図形(触図)に触れることで、知ることができます。

 

この「テルミ」は、動物や乗り物、道具や記号・マークなどを、指で触れてわかりやすいように工夫された触図で学習できるようにした雑誌です。

あまり細かい線がごちゃごちゃしていると触って区別が難しいので、できるだけシンプルに表現されています。

一つのものを、横からの図、正面からの図、上からの図などに分けたり、部分的に焦点を合わせた図と全体的に大まかな図で分けて表したりしています。

 

また動物の4本足を横から見た図では奥の方にある足を輪郭だけ、手前にある足を点で塗りつぶして区別したりしています。

 

目の見えない子供はこういった触図を触って、立体をどういうふうに平面で描いているかを学習して、また学習したことで、平面の触図から立体を想像することができるようになっていきます。

 

この「テルミ」の発行は30年も続いているものですが、最近ではYahooが3Dプリンタを使って、立体で動物や建物やいろいろなものを触れて知ることができるようなシステムに取り組んでいますね。こういったものももっと普及するといいなあと思います。

 

参考

 

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