「MUSE」 – テキスト入力(mml)でmidiを作成できるソフト、d r m f s l c(ドレミファソラシ)で入力しやすい

視覚障害者がパソコンで音楽を作る方法の一つに、mmlというc d e f g のような文字を書いてmidiに変換するものがあります。

「テキスト音楽 さくら」や楽譜作成ソフトの「LilyPond」などがそのようにしてmidiを作ることができます。

楽譜作成ソフト「MuseScore」も文字入力でmidiを作ることができますが、他のmmlとは書き方が違います。

他に、mmlではなく点字楽譜方式で楽譜やmidiを作成できるソフトもあります。

B’Scoreや、Delius、BMML Editorなどです。

mmlでmidiを作成できるソフトはいろいろあるのですが、「MUSE」というソフトについていくつかの視覚障害者関連のホームページに書かれているので、私も試してみました。

MUSEの特徴

私が使ったことのある他のmidi作成ソフトと比べての特徴です。

  • 音の指定を d r m f s l c のように「ドレミファソラシ」に近いアルファベットになっているので、歌を「ソミミー、ファレレー」のように、ドレミで覚えている人(私)にはなじみやすい。
  • /の数でスタッカートの指定ができる
  • ソフトを動かすのに必要なファイルがmuse.exeとreadme.txtだけでレジストリーも使わないのでUSBメモリに入れて持ち歩ける
  • テキストファイルの文字コードにShift-JIS以外にUTF-8(BOM付)も使える
  • 五線譜の楽譜作成ソフト「LilyPond」との連携機能がある

他にも、ピッチや音量を連続的に変化させるコマンド、コードやリズムを使って伴走を作りやすくする機能、wavファイルを同時に再生する機能などもあって、使いこなすことができれば便利そうです。

MUSE用のテキストの書き方

マニュアルを読みながら、私がとりあえず必要だと思った分だけを抜き出しました。

; museの書き方
; セミコロンはコメント指定
; ドレミファソラシは d r m f s l c
;x1 とすると c d e f g a b 式で書くこともできる
; 他のソフトと違って lは「ラ」、rは「レ」、sは「ソ」の音になるので注意
; 休符は _
; 音階は o5 o4 などのようにする
; 音階を< > で相対的に指定できるが、 < が高くなり、 > が低くなるので注意
; 音の長さは d4 r8 のように、音符の後ろに数字
; 付点は . をつける
; タイは ^ で数字をつなぐ d4^8
; 省略すると前の指定と同じになる
; シャープとフラットは + -
; ナチュラルは =
; 調合は +++ -- のようにする
; 途中でハ長調にもどすときは =
; テンポは %120 のようにする 1分間の4分音符の数
; 小節の区切りとして | が使える なくてもかまわない あっても音には影響しない
; スタッカートは / 1こから4こで表す
; w+40 で次の音だけの強さ指定
; v+40 では次にvを指定するまで有効になるのと違って小節の初めだけにアクセントをつけるのに便利
;三連符は (d r m)8 (f s l)2 のようにする
; 装飾音のために 16分音符の長さ短くするには d4~16 とする
; 音の強さは v0 から v127 v+30 v-30 のように相対指定ができる
; ? につづく数字で、ト音記号以外での五線譜の音符の位置で記述を書けるが、実音で書く場合は ?0 デフォルトのまま
; 和音は [d2 m2 s2] のようにする
; 'Dsus4(9,13)/G'2 のようにコードの指定ができる
; コードで使える書き方 M m m7 mM7 +5 -5 aug m-5 dim
; 6 m6 69 sus2 add9 dim7 sus4 7sus4 alt(-5と同じ) on(/と同じ)
; #A0 #A1 #A9 #K1 #O9 のようにメンバーとフィンガーを指定する トラックとチャンネルのこと? #a から #o までと #z があり #z はリズムのパート
; P 音色
; V 音量
; @E P23 のように @ メンバーにつづけて指定
; 音量やピッチを指定した長さの時間をかけて変化させることができる
; @A U-120:4 ← 4分音符分の時間をかけて1オクターブ下げる指定
; @U0 でピッチ指定を元にもどす
; #L0 V127:4. _4. V20:4. _4.  ← 音量調整用のフィンガー
; #L1 v127 o4 s8.l16s8 m4.

参考

MUSE WORLD
MUSEのホームページです。
Ayakongの音楽三昧 SEASON II
リンク集のページにMUSE関係のサイトがいくつか紹介されています。

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